京都府/30代後半男性 sd-0001さん
私はパチンコにそんなにはまっているほうではありませんでした。せいぜい年に2回か3回いく程度でした。勝っても負けても2万円程度のものでした。休日の日に暇だったので、パチンコに行くことにしました。少し酒を飲んでいたということもあり、気分はかなり高揚していたように思います。そして、北斗の拳になんとなく座りました。
すると千円でビッグボーナスを引き当てることができました。いきなりのキリン柄ステージチェンジからの大当たりなのでかなりテンションは上がりました。しかし、それは単発で終わってしまいました。今日は出球だけ打って帰ろうと思っていたら、球が半分ほど亡くなった時に赤保留から再びビッグボーナスを引き直しました。
そしてそこからは17連チャンして10万円近く勝ちました。ここまでパチンコで勝ったのは生まれて初めてだったので、大喜びしました。パチンコというのはここまで勝てるものなのかとその時に考えてしまったのかもしれません。その時の気分は今まで感じたことがないくらいの気分でした。パチンコはこんなに面白いものなのかとも感じました。
その日の夜は、寝る間際までずっとパチンコの映像が頭の中に流れていました。頭から離れることはありませんでした。そして次の週末再び私はパチンコ屋に行くことになりました。どうせ勝っているから、負けても痛くないという気持ちだったと思います。それからは毎週のようにパチンコ屋に行くようになりました。
10万近く勝っていたいた軍資金もとうに底をついていました。そしたら今度は、ここまで負けるというのはありえない。そろそろまた大勝ちがくる。大勝ちがこないというのは確率的にありえないというと考えるようになっていました。
そして気がついたら半年間毎週パチンコ屋に通うようになっているだけではなく、平日もパチンコに行くようになりました。完全にパチンコにハマっていたのです。そして気がついたら50万円以上のお金を失っていました。パチンコは大勝ちしてしまうとその大勝ちのイメージを忘れることができません。
そのイメージを常に頭にもったままパチンコをし続けることになります。大勝ちした時にでる脳内物質の恐ろしさを感じずにはいられませんでした。つまり完全に冷静さを失ったまま私はパチンコをし続けていたということになります。大勝ちするというメリットはその後に大負けするデメリットと等価交換だということを私は学ぶことができました。